Only Swing!

久しぶりの休みを利用して、うっかりV6作品鑑賞に耽ってしまいました。
仕事はすっかり二の次です。楽しくてなりません(笑)。


そんなわけ(どんなわけ?)で、この裏ブログも、恒例の
「マニアックな視点から楽しむV6」シリーズでお届けを。



早速ですが、公共放送の、ある番組で放送された
「Swing!」と「Only Dreaming」のパフォーマンス映像をテーマに、
相も変わらず、マニアックに素敵だなと思う部分を、
マニアックに書き綴ろうかと思います(笑)。



まずは「Swing!」です。


PVでも、「この曲は、基本の振付を土台にして、即興的に形を作った」
と聞いたことがあるのですが、その即興的な自由さのせいか、
この番組版の「Swing!」、それぞれの演者の「動き方」の個性が出ていて、
マニアックな視点から見ても、飽きのこない、
とても楽しい作品となっているのですよね。



ので、是非ここでは、演者ごとに語らせて下さい。




まず、リーダーの坂本さん。
何と言いますか、いつも思いますが、即興だろうがなんだろうが、
舞台で踊るのが日常、という人の動きで、無駄が無いのですよね。
動き全般に余裕があって、見ていてやけに気持ちが良いのです。
ここでは、特に、


    指を鳴らして Feel All Right リズムに合わせて


の歌い終わり頃から、


    気分ジーン・ケリー なりきり Are you ready?


部分の踊りを経て、「老いも若きも……」と、歌に入るまでの一連の流れが
スムーズで、ついつい目が行ってしまいます。肩の力が絶妙に抜けていて、
舞台上で演じている限り、頭で考えなくても、自然に体が動いてしまう人の動き、
ではないでしょうか。




森田さんの動きは、いつも、「リズムの取り方が独特」と思って、
見ているのですが、その独特なリズムでの、手の使い方が
特に好きなのですね。それがここでは、丁度、画面に映っていて嬉しいのです。
歌い出しの、


    今日も空振り またカラ回り ハートどしゃぶり 振り出し戻り


部分、「空振り」・「ハート」・「振り出し」のところの、右手の動きです。
あれが何とも言えず、絶妙。それと、前にスッと踏み出す動きがありますでしょう。
この版の「Swing!」では、出だしの「Be-bap ru-la」に入る一瞬前の動きです。
あれ、個人的に、とても、森田さん、と言う感じがして、良いのですよね。
あの独特な感じは、誰にも真似できない気がします。




で、長野さん。奇妙な限定と思われるかもしれませんが、
横方向への腕の動きを伴った、横方向への動きや回転に、
不思議な色気(?)と言いますか、滑らかさがあるなあと思っているのですね。
それが、ここでも所々に映っています。曲が始まり、年上三人がそれぞれ
段上に向かう時の動きや、その後、歌が始まってすぐ、繰り返しの


    Be-bap ru-la, be, be-bap rude……


の辺りなどですね。それと、この歌の振付での回転は、
何となく長野さんの動き方に合っていて、きれいな感じがしませんか?
曲の半ば「不器用でいいから」の部分の、両腕を少し開いての回転、最後の方、
「世知辛い 浮世忘れ まだまだ続けろ……」のところの回転も、とてもきれい。




井ノ原さんと岡田さんはですね、「カメラの使い方(映り方?)が上手いなあ」と
これを見ていて、しみじみ思ってしまいました。特に、


    自由な時代 生き方次第 わかってるけどヤケに窮屈 (井ノ原さん)
    風に逆らい 街はにぎわい さあ夜はこれから…… (岡田さん)


の時の動きに、そう感じるのですね。どちらも、カメラに「映る」ということに、
まったく気負いが無い動き方のように思います。


それから、この「自由な時代……」に入る前の間奏部分、岡田さんが
両手を肩の横に小さく広げて、足を軽く前に蹴るような動作をするのですけれど、
少し悪戯っ子のようなこの動き、なぜか、岡田さんの動き、という
イメージが強く、見ていて楽しいのですね。
(……今は、もうしない動きかもしれませんけれど。)




最後に、三宅さんですが、なぜかもう、存在自体が集団の中でのアクセント。
勿論、良い意味です。声も独特の存在感がありますが、
動きも、何をしていても、何となく特徴があり、どこにいてもすぐに目に入ります。
なぜなのか、理由ははっきりとは分析できず、不思議なのですけれど……。
そして、ここでは、特に


    Left, Right, Left Left Right……


部分。この繰り返しの振付が、とても三宅さんの動き方に合っている気がします。
ので、ここの部分を思いだそうとすると、三宅さんの映像が浮かぶのですよね。




ちなみに、この、即興まじりのパフォーマンスというのはですね、V6が、
あまりにさらりと楽しげにやってのけていて、気付きにくいのですけれど、
実は、一番難しい類のパフォーマンスではないかと思います。
まったく難しいことをやっているようには見えないあたり、さすがです。




……と、ごくマニアックに綴ってまいりましたが、これ以上続けますと
さすがに長くなり過ぎますね……。
ので、今回は「Swing!」のみで、自重いたします。


図らずして、タイトル通り、「Only Swing!」になってしまいましたが、
「Only Dreaming」は、また次回に……。



それにしても、好きなことをつらつらと書き綴るのは、楽しいですね。
たとえ、読む方が呆れかえっていたとしても、です(笑)。
……ごめんなさい。



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