NEW DAY

先週、この裏ブログを書いたつもりでいたのに、いつの間に
二週間が経っていたのでしょう??? 最終更新日を見て、
自ら、あれ?と驚いてしまいました。……が、そういえば、先週末、
出先でブログを更新しようと思ったまま東京を離れ、
そのまま時間に追われ、現在に至るのでした。バタバタしていると、
感覚が実時間とずれますね……。出先に来てからの
一週間が、感覚上では一日に凝縮されているようです(苦笑)。


夏至も過ぎましたが、皆さんはいかがお過ごしですか?



と、このように、バタバタしている最近ですが、頭が疲れると
ふとV6を聞きたくなります。で、今、無性に聴きたい曲が、
昨年発売されたCDに収録されている、「NEW DAY]という曲。


これは、嬉しくなるくらい素敵な曲ですね。若いほうのグループの曲で、
年上の面々がゲスト参加、なのでしたでしょうか。とにかく、
メロディーがよくて、歌詞が前向き。気持ちの良い声で、シンプルな
歌い方も、また素敵。全体的に好きですが、一番の気に入りは:



   果てしない物語、今、きみだけの世界を映す
   空と海との境界線 その向こうへ
   終わらない物語、今、書き記そう 世界を創れ
   足跡のない1ページへ Fly to brad new day



というサビ(?)の部分。
……なんかいいなあ。書いているだけで、にやにやしてしまいます。
聞いていると、もっと口元が緩みます。
この曲とアレンジの、Quandraphonic さんというのは、確か、
「Will」の方ですよね。V6が歌うこの方の曲、とても好きです。



元々、ある方に、この曲の、長野さんの声がきれいですよ、と
勧めて頂いて聞いたのでしたが、以降、すっかりはまってしまい、
そういえば、随分長い間、この一曲のみを聞き続けたものでした(笑)。



以前も書きましたが、このグループの中で声といえば、
気になるのが、長野さんなのですね。もともと男性の高音が好きですが、
長野さんの声は独特の透明感があって、とくに魅かれるものがあります。
昨年、コンサートに行った姉が、天上から降り注いでくるような声、と
称していたのですが、成程、という感じ。それとですね、マニアックに、
英語のDの発音が、一番きれいなのではないかと思います(笑)。


しかし、せっかくの美声ですが、グループ内ではコーラス職人のようで、
個人的には、少し残念。……なぜなのでしょう?



と言う訳で、久しぶりに、ごく勝手に、ごくマニアックに、その理由を
考えてみました。もちろん、歌はまったく専門ではありませんので、
まごうことなき独断です(笑)。ご容赦を……。



ええとですね、長野さんは、首の後ろが固いのではないかと思うのですね。
首の裏が固いとですね、息が音に繋がりにくくなって、
全体的に喉に頼った、少し不安定な声になってしまうことが多いです。
例えば、シェイクスピアを話すときも、首の裏が固いと、顎が閉まって
喉が開かず、声の自由が利かなくなるのですね。


以前、Swing! の映像をマニアックに観察(?)した時に、長野さんの
腕が横に開く動きを伴った横方向(左右)への動きが、独特できれい、と
書いたことがありますが、実は、繋がった一つの事、と思っています。
で、同様の理由から、縦方向(前後)の腕の動きは、
苦手なのではないかしらと、ごく勝手に想像しています。



相変わらず専門的正確性をきっぱり無視し、ざっくりと話を
進めていきますと、首の後ろの付け根にある筋肉ですね、
正確な名前は忘れましたが、肩と首を繋ぐ辺りにある筋肉、
ここに常に力が入ったままですと、肩が前方向に丸まって、
首が前に押し出される感じになるのですね。


常に力が入っていると、入っていない状態が分かりにくく、
自覚がないことが多いですが、例えば、手で肩を(右手で右肩、
左手で左肩を)軽く掴んだ状態で、両肘を後ろに引きますね、
この時、やけにぐうっと胸が開く感じがあって、
「あ、楽!」と思われた方は、この傾向があるのではないかと思います。


緊張しやすかったり、気を使ったり、考え込んだりするタイプの人に
多い癖と聞きますが……。ちなみに、そんな首の緊張を解消されたい方は、
ぜひアレクサンダー・テクニックというものをお試しください。
って、いったい何の布教?でしょう(笑)。



話を戻しまして、声です。首が前に押し出された感じですと、
顎が開きにくいのですね。そうなると、喉の裏が開かず、
喉の前の一部分と胸を使って声を出すようになって、高低の移動の自由が
利かなくなる、はずなのですね。


で、音程にあまり上下の変化がなく、高いだけや低いだけなら
問題なく声が出るけれども、幅のあるメロディラインを歌う時には、
不安定になりがち、になるのではないかしら。
と、言う訳で、コーラス声はやけに美しいのに、ソロ部分が少ないのは、
その為ではないか、という結論に達しました。
って、いったい何の研究?でしょう(笑)。



ですから、今のままでも、とてもきれいな声ですが、首の裏がですね、
柔らかくなって力が抜ければ、あの澄みわたる美声の本領発揮、
なんてことになるのではないかしら、などと密かに思っています。
(ここに書いているのですから、ちっとも密かではないですね……。)



……と、なんだか、長々と良く分からない内容になってきた所で、そろそろ
自重いたします。くれぐれも、不真面目に読み流して下さいね(笑)!



ところで、NEW DAYを勧めて下さった方は、体調を崩されたのですが、
どうか順調に回復されていますように……。


そして、今も多くの困難に向き合っているはずの被災地の方々に、
新しい始まりの日が、力強く訪れることを祈りつつ。



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