WALK to paradise

……残暑が厳しいですね。せっかく片付けた扇風機を
再び引っ張り出し、ぐったりしつつ暑さ対策をする日々です。
そして気付けば、前回更新から、また一週間以上が経っていて
びっくり。つい先日書いた気持ちでいましたが……。
(時間感覚が狂っているのは、間違いなく暑さのせいです(笑)。)


秋の最初の連休、皆さんは、いかがお過ごしですか?



ところで、ここ最近、明るい、明るい何かが見たい、と思い続けて
いましたが、ついに、明るい、明るいものを見てしまいました。


ええとですね、V6です。遅ればせながら、先月、とある
公共放送の番組で放映された新曲2曲の映像を、うっかりじっくり
繰り返し見てしまいました。で、V6の、この番組でのパフォーマンス
映像は、一番、色々詰っていて好きだなあ、としみじみ実感。



という訳で、今回は久しぶりに、「マニアックな視点から綴るV6」
シリーズ(?)でお届けしたいと思います。……というよりも、
ごく独断的に素敵だ、と思う点を書き散らかすだけです(笑)。
ので、先にお詫びを……。



では、早速、「Sexy Honey Bunny」。これは、やはり踊っている映像と
あわせて見ると、より聞く楽しさが増しますね。いいなあ。


で、個人的に、V6が踊りながら作る、リーダー坂本さんを起点にした
V字隊形が、大好きなのですね。「サンダーバード」の振付で、
鳥の編隊のように、クルクル隊形が変わる様に心を奪われて以来、
そういう振付の形を見ると、ふふふ、と笑ってしまいます。
ですから、今回はもう始まりから、ひたすら、ふふふ。



さらに、曲の中程、若い方の組が歌っている部分で、観客から見て、
右サイドが若い組、左サイドが年上の組、と別れてですね、
少々異なる形のV字編隊になるところもありますでしょう。歌っている
若い組が若干前に出ていて、右サイドのVの一片が少し短くなるような
形で、森田さんがV字の起点になっているように見えるところですね。
あの辺りもいいなあ。なんかいいなあ。


V6だけに、やはりV字形はしっくりくるのかしら、名は体を表す感じ?
などど、訳の分からない感動の仕方をしてしまいました。



更にですね、歌う人を中心にして、他の五人が周りを囲むという
形もありますが、これにも、どういう訳か心魅かれます。個人的には、
やはり坂本さんが中央に来る形が特に魅力的。もしくは、森田さん。


その配置の時、特に全体のバランスが素敵、とこの目には映るせい
でしょうか。何となくこの二人には、どこか、「起点」という印象が
あるのですよね。この映像では、歌いだし部分(森田さん)と
歌い終わり(坂本さん)の部分ですが、見ながら思わず、ふふふ。



……と、ここでふと思い出しましたが、そういえば、坂本さんの
「Shelter」という曲のライブ映像で、ですね、坂本さんが一人で
歌っているステージに、他の五人が駆け込んできて踊り出すという
場面があるのを見て、見惚れてしまったことがあります。


何と言いますか、リーダーが、他の5人を従えて(と共に?)歌う様が
やけに美しく感じられたのですね。まさに、後ろを固める5人が
shelterというイメージで(笑)、当たり前ですが、「バックダンサー」と
踊っているのでは決して出ない、不思議な魅力が滲み出ているなあ、
と思ったのでした。



この新曲の映像にも、熟練職人集団(?)の生みだす「粋」が、じわじわ
滲み出ていていませんか?色々ひっくるめて絶妙で、もしかすると、
個人的には、作品そのものと同じくらい、演じている最中の演者の
共同作業の美(?)にも見惚れてしまうのかもしれないなあ、と改めて実感。


それから、素人目には、やけに難しそうに見える振付を
やけにさらりと躍っているところも、また素敵。



もう一つの曲、「WALK」も、とても素敵な歌ですね。
で、私見ですけれど、この映像では、個人的に、誰をおいても
何をおいてもとにかく三宅さん、と思ってしまいました。
自然で、肩の力が抜けた姿で、ついつい目が行ってしまいます。
言葉を慈んでいる感じの歌い方も魅力的。


それから、以前、この裏ブログでも書いた事がありますが、
シェイクスピアハムレット」の中で、ハムレットが役者に
「こんなふうに演じてくれ」と頼む(指示する?)台詞があります。



   Suit the action to the word, the word to the action……
   (動きを言葉に、言葉を動きにぴたりと合わせよ……)



三宅さんを見ていて、ふとこの台詞を思い出してしまいました。
まさに、言葉と動きとが、ぴったり合っている感じがするのですよね。


それに、なんて綺麗な目をして歌うのでしょう!!
初めて見たとき、びっくりしてしまいました。



舞台に立つ人の中には、ふと脱皮するみたいに、するりと
大きな成長を遂げる人がいるのですよね。三宅さんはそういう変化を
遂げるような時期なのかしら、と思ったりして。新曲2曲とも、存在が
強くてしなやかでいいですよね。さらに開花しそうな匂いを感じ、今後の
活躍に益々期待してしまいます。秋には舞台もあるのだそうですね。
観劇できるように、頑張って、チケットを取ってみようかな……。


もちろん、他の方々も皆、素敵に歌っていますよね。魅力的な歌詞で
落ち着いたメロディで、全体的にとても好きな曲です。



そういえば、この曲や、「タカラノイシ」のような曲を、カップリングや
特典曲として、さりげなく発表するところが、嬉しいのですよね。
こういう歌は、さりげなくそこにあるのを、聞く人がそれぞれ
ふと拾い上げる方が、より深く心に響く気がします。きっと
そうと分かっていてこうしているのだろうな、と感じて、思わず脱帽。
もちろん、勝手な思い込みかもしれませんが、
そう感じてしまうので、そう信じておきます(笑)。



……今回、聞きながら書いていると、うっかり聞き惚れて書く
手が止まっています。気付くと、ぼんやり考え事をしながら曲を
聞いてしまっているという有様。特に「WALK」は危ないのです。
まさに「WALK」to paradise、というわけ(笑)。


で、今回は、抗わず、このままうっかり聞き入ろうと思います。
まさに書き散らかして書き逃げですね(苦笑)。ごめんなさい!



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