Voyager

近頃、眠気と戦う日々です。春眠暁を覚えずなどと言いますが、
これは、単純に睡眠不足とストレスによるものですね(笑)。


まだまだ寒い日が続きますが、皆さんはいかがお過ごしですか?



ところで、タイトル通り、今回はひたすら「Voyager」についてを書くのです。
近頃、書き物が多く、気晴らしが必要な為か「Voyager」にはまっているのです。
聞きっぱなし状態と言ってもまったく過言ではなく、あまりに聞き過ぎて、姉に
「気付けば、頭の中をVoyagerが流れている」と文句を言われる程です(笑)。



何の事かと言いますと、この裏ブログではおなじみ「V6」の、数年前、
ええと、今調べましたら、2007年に発売されたアルバムの事ですね。



今更?と思われる方もいるかもしれませんが、良いのです。
聞いていると、そんなことを気にする暇などちっとも無いのです。



まずですね、表題曲の、無駄に壮大な感じ(褒め言葉)の余韻が
抜けない内に、テンポよく「盛り上がりましょう」と誘われた直後、
心地よいエンドレスハーモニーに引きずり込まれたと思ったら、
何だか不思議に転調し、あれ?と感じた所で、すかさず「問題はやがて
クールにいつかハッピーに咲き誇るよ」と諭され、そうかそうか、と
一安心した所で、いきなりヘイ、とマイコフォンをまわされる訳です。


ええと、と戸惑っていると、爽やかに「笑って〜」と励まされ、
後押しをするようにそっとスマイルを渡されてしまうのですね。
で、ドキドキしていると、まあ、いろいろ新しく始めようよ、と
Brand new lifeを勧めてもらい、少々前向きになったところで、さらに
「悩んでちゃだめさ、ただ踏み出せばいい」と背を押される、と。


が、よし、とやる気いっぱいになって少し気負ったところで、
「あ、でも『一人きりで強くなる必要なんてないさ』」とちゃんと
肩の荷も下ろしておいてくれる気遣いぶり。しかもここで、ふと
息抜きの砂糖入り炭酸水をくれるのですね。ちょっと心をくすぐられる
夢物語ふうの味つけで(笑)。そして、目を覚ましたところで、
別れの挨拶をしつつ、また新たな船出へ向かう、となるわけです。



どうです、気付けば、アルバム一枚終わってしまっているでしょう?
しかも表題がVoyagerとくるわけです。ああ、上手いなあ、やられたなあ、
と、いろいろ見事な職人技に、ひたすら脱帽してしまいます。



……何の話?という方はですね、ぜひV6「Voyager」をお買い求め下さい(笑)。



そういえば、先日、姉と、「声」の話になりました。世の中に、
歌の上手い人は何人もいるけれど、それが記憶に残るかどうかは、
もう上手い下手云々ではなく、「声質」=持って生まれた「声帯」の
出来の問題だね、などと言っていたのですね。ヴァイオリンの
ストラディバリウスの音が、いかんともしがたく良いのと一緒で、
後は、聞き手側の好き嫌いの問題、と。



で、ですね、個人的に「Voyager」でも、やはり良いなと思うのが、
長野さんの喉が奏でる(?)音。いい声帯してるなあ、と
しみじみ思ってしまいました(笑)。姉は、以前、V6の「清涼剤」と
言っていましたが、数日前、姉妹で「ハンドベル」と名付け直しました。



シェイクスピアの時代、天球は常に音を奏でている、という思想があったそうです。
鈴の転がるような音で、Spheresの和音と呼ばれたその音は、舞台上では、
ハープやリュート、ベルなどで表現されていたといいます。
気分的には、まさにそれ。あの喉からは、ハンドベルが奏でるような波長が
発せられている気がしてなりません(笑)。



ええとですね、つまり、
味と言う縦幅を与えているのが、三宅さんの声とすると、
響きという横幅を与えているのが長野さんの声。
……となると、中心軸が坂本さんで、横軸が井ノ原さん、
中心軸と横軸の複線をカバーしているのが岡田さんで、
中心点にスポンと入っているのが森田さんの声、と。


何と言う絶妙なバランス!
と、今、まさにごく無意味に、アルバム「Voyager」における
V6の声の要素的役割分担について、独断的に分析してしまいました。



……こんなことをしていると、後で姉に、早く仕事をしろと
罵られるわけですが、いいのです。癒されるのです。
今、大変疲れているのです(笑)。


……毎回の事ですが、くれぐれも軽く読み流して下さいね(苦笑)。



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