白昼夢

関東は、梅雨が明けたようですね。あっという間に夏になりました。
……そして、暑いですね。しかも、湿気が半端ではないですね。


「日本の研究者が欧米の研究者に遅れをとる理由は、日本の夏だ」と
断言した誰かがいた、という記事を、以前どこかで読んだ気がしますが、
まさにその通り。フラフラになりながら日々を過ごすこの頃です(苦笑)。
皆さんは、いかがお過ごしですか?夏バテになどなっていませんか?



さて、実はですね、先日、雑務が思うようにはかどらず、投げ棄てられた
ボロぞうきんのようになって床の上に転がっていましたが、
その間に、TVで久しぶりにV6を見ました。
何だか相変わらず素敵な人々で、思わず、うふふ、と笑って生物に昇格。


そしてですね、そういえば、次回裏ブログを書く時は、
何か楽しい事にしようと思ったっけ、と思い出しました。
さらにですね、そういえば、昔、V6+シェイクスピアの様々な可能性について、
うきうきと楽しく比較検討したことがあったっけ、と思い出しました。
ついでにですね、そうだ、あの可能性を更に検討してみよう、と思い付きました。
何だかとっても楽しくなり、思わず、うふふ、と笑って人間に復活。
ああ、アイドルって素晴らしい(笑)。



という訳で、今回は、ひたすら独断と偏見(?)による
V6+シェイクスピアの舞台の可能性(?)について書き綴るのです。
という訳で、今回は、興味のある方だけ、くれぐれも軽く、
さらりと読み流して下さいね(笑)。




では早速。ええと、まず、最初の(二作目も既に考えましたから(笑))
作品ですが、これはもう初めて「Light in Your Heart」のPVを
見た時から「Hamlet」。「金閣寺」を見た後はさらに力強く「Hamlet」。
理由はですね、ええと、直感ですね(笑)。



ちなみに、この芝居の内容を簡単に説明しますと、「叔父に父王を
毒殺され、王位と母王妃を奪われた王子が、絶妙に周囲を巻き込み、
多大な迷惑をかけながら、微妙に復讐を果たす」となっています。
……って、こんな説明で分かる方はいるのかしら。


もう少し説明いたしますと、暗殺の秘密を暴露し、王子に復讐を
願うのは、父王の亡霊です。その後、王子は、狂ったふりをしたり
幼馴染を騙したり、うっかり大臣を殺したり、恋人を狂気に追いやったり、
母親を侮蔑したり、と、もう大忙し。で、色々殺したり殺されたりで、
最終的には、皆死んでしまいます。そんな話ですね(笑)。



さて、色々と気にせずに書き進めてまいりますが、この芝居における
配役の可能性を検討した結果、以下のようになりました:



  王子……森田さん
  父王(亡霊)……坂本さん
  新王(王子の叔父)……坂本さん
  王妃(王子の母)……長野さん
  大臣……井ノ原さん
  大臣の娘(王子の恋人)……三宅さん
  大臣の息子……岡田さん
  学者(王子の親友)……岡田さん
  隣国の王子……井ノ原さん



この芝居をよくご存じの方々からは、「その配役は(特に二役は)
物理的に無理じゃないの?」と首を傾げられそうですが、
そんなことはないのです。何しろ、この芝居を6人で回すという
壮大な計画(?)ですので、王子の幼馴染や墓掘りやその他の
細かい役どころも丁寧に計算し、全て6人に振り分けたのです。
台本を適度に編集し演出を適度に工夫すれば、何とかなるのです(多分)。
下準備と舞台裏がですね、地獄のようになるだけですね。


さらに、V6をよく知るファンの方々からは、何のひねりもないわね、と
罵倒されそうな配役でもありますが、そんなことはないのです。
ちゃんと色々比較検討して、ちゃんとひねっているのです。
その結果なのです。何しろ、楽しかったので、ちゃんと時間を費やして
検討したのです。という訳で、以上で配役決定(笑)。



さて、次に劇場ですが、これはもう、昨年コンサートに行って以来、
アリーナ特設会場で決定です。しかも、昨年の中央舞台+花道
というコンセプトと基本構造をこっそり回し使うのです(笑)。


まず、中央に正方形の大舞台。上面の平らな四角錐状にし、
四隅に柱でも置いて、城の大広間的に致しましょう。
中央舞台から、四方に十字の花道。十字の短辺の両先には、
長方形の大きなプラットホームと、花道へと下る大階段。
長辺の花道の両先は、大きな門でいかがかしら。勿論、
飾りではなく、美しくかつ実用的なものがよろしいかと思います。



舞台セットはごくシンプルに、プラットホームの一方に玉座
もう一方に数本の壊れた柱、中央大舞台に長方形の卓と椅子、
中央舞台の上に昇降式の大天蓋あたりを吊るしてはどうかしら。
中央舞台はですね、巨大な、王妃の寝室にもなるわけですね。
大きな華やかなクッションも幾つかあるといいですね。
巨大なタペストリー風の垂れ幕が、両プラットホームの奥に
かかっていても、見栄えが良い気がいたします。


そして中央舞台、花道の真ん中、プラットホームにそれぞれ
Trapdoor(跳ね上げ戸?迫?床にある昇降式装置のことですね)
を設けまして、亡霊が消えたり現れたり、宴の卓とベッドを入れ替えたり、
棺を下ろしたり出来るようになっていると、とても素敵ですね。



衣裳はですね、1000席程度の劇場であれば、男役・女役問わず、
皆、スーツとしたいところですが、10000席の会場ですので、
やはり、見栄えのする華やかな衣装が良いのです。
が、西欧の中世風の衣装は、やはり日本人向きではないですね。
かといって、和装風では直球すぎて素敵ではありません。


そこでですね、モダンクラシックというコンセプトだけを決めて、
後は、もう純粋に、とにかく当人たちそれぞれに最も似合う衣装を作る、
ということでどうかしら(……当たり前?)。アイドルだからこそ
着こなせるような「何か」でもいいですね。……ええと、少々曖昧ですが、
衣装は、芝居の焦点が定まると、後は自然に形になっていくもの、
なはずですから、後々再検討する、ということで検討終了(笑)。



音楽はですね、生演奏が最適かと思います。演奏しながら歩き回る
鼓笛隊が良いのではないかしら。古楽の音楽隊などでもいいですね。


……となると、群舞の少年たちがいても素敵な気がいたします。
王の背後に音楽隊、その背後に中世のダンスを踊りながら入場する
軍団がいると、巨大な会場の雰囲気が締まりそうですものね。


すると、小さな役はその群舞の誰かにまわしてもよい訳ですが、
やはり、芝居そのものは、ギリギリまで6人だけでまわす事にし、
群舞の皆さんには終始群舞業務に従事して頂く、と。



さらに、原本のまま行うと3時間以上かかるこの悲劇芝居を
2時間程度にまとめてですね、芝居が終わった後は、
30分程度の楽しく明るく歌い踊る時間が始まるのですね。
つまり第二部:ミニ・コンサートとなるわけです。
そして、観客の皆さまには華やかで軽やかな心持になって
陽気に足取りも軽くお帰り頂く、と。



……と、大まかな芝居の外枠部分を書きなぐってまいりましたが、
いかがでしょう(「何が?」とは聞かないで下さい)。
演じる側には多分3時間全力疾走の地獄のような内容となるはずですが、
見る側にとっては、一見とても楽しそうではありませんか?



仕事をサボって、中々素敵な白昼夢を見た、と誇らしく思って
いますが(笑)、気をつけねばならないのは、
女性の空間的アイディアというものは、現実に置き換えてみると、
大胆さや勢い、統一性や実用性に欠けることが往々にしてあることです。
以上の舞台案も、現実にすると意外とちまちまとしているかしらね……。
しかし、白昼夢なので良しとします(笑)。



と、何だか訳の分からない内容となりましたが、書いた本人は
何だか気分もリフレッシュ。という訳で、このまま書き逃げして
仕事に戻ろうと思います。皆さんも、暑さに負けず、
週末まで、あと一日、無事乗り切ることが出来ますように。


……しかし、何という自己満足な内容かしら(笑)。ごめんなさい!



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