もう一歩先

あっという間に10月も半ばになりました。


10月初旬は、やっと涼しくなってきた、と思っていましたが、
今は、時折寒いと感じるくらい。たった10日やそこらのこと
なのに「まだ夏に近い」から「もう冬が近い」に変わって
しまうのが毎年のことながら、不思議に思えてなりません。


皆さんはいかがお過ごしでしょうか。



さて、今回も変わらずサッカー関連の話です。
先日の代表戦、個人的には、良かったと思っていますが、
同意される方はいるかしら。


誰が何をしているのか、何ができないのが誰なのか、
少なくとも現監督の目には、はっきりしたのではないかと
想像していまして、案外、現監督はこのままこの集団を
良い方向に導いてくれるのではないかしら、と期待しています。


オシム前監督時代の代表が一番期待が持てたチームでしたが、
現監督も、異なる手法と異なるスタイルで、長い目で見れば、
同じような結果をもたらしてくれそうな気がしてきたのですよね。



気になるのは、こと日本のメディア。視点や論点が
個人的には「?」なのですが、的外れに騒ぎ立てて、また
代表という集団を、夢見がちな集団に引きずり戻しませんように。


そのためにも、選手それぞれが、それぞれきちんと自分の意見と
感覚を持って、それを個々できちんと主張してくれるといいなあ、と。
レベルの高い選手になればなるほど、より真実に近いのは、
言葉での理解よりも肌感覚だと思うのですが、そういう選手たちが
実を伴わない上面の屁理屈には、流されたりしないといいなあ、と。
……って、なんて感覚的なことを書いているのでしょうか(笑)。



で、私が応援している香川選手ですが、やはり、
一段ずつ階段を上がっているように思えてなりません。


点を取れないことばかりが騒がれるけれど、そんな短絡的な
ことよりも、自分自身の動きや状態に対するコントロールが、
以前よりもコンスタントになっている気がするのですね。
もちろん全くの素人目線ですけれど(笑)。



今回の代表戦も、意図していたものを意図していた通りに
こなすことができていたわけで(多分)、しかも、
うまくいった部分、そうではなかった部分、と、状況を
より客観的に端的に把握できている、ように
素人の目には映るのですよね。
あとは、単純に周囲の駒が不足していた状態だった、と。
しかも、ちゃんとそこの部分もわかっているような。


ですので、自分の意図するものを共有できるレベルの選手がいれば、
今の段階での同選手のジグソーパズルは、ひとまず完成するような。
故に、今後、所属チームで試合に出場する機会があれば、
そう遠くない未来に、久しぶりに楽しそうにサッカーをする
同選手を見ることができるのではないかしらと、密かに
楽しみにしています。何しろ、そこにいてよ、と思うところに
いてくれる人たちの集団が所属チームなのですものね、きっと。
天賦の才が突然開花する時って、多分こういう感じの
時なんだろうなあ、と、漠然と思っています。



もしかしたら、今は、所属チームの監督に与えられていた課題を
代表でひとまずはクリアできた状態で、所属チームの監督もきちんと
それを観察している……と、一ファンとしては勘ぐっていますが、
願望+贔屓目すぎるかしら(笑)。


とにかく、個人的には、「神に愛された」人々を
ひたすら応援してしまいます。何しろ希少種ですから(笑)。



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