躍進を生み出すもの

ここ数週間少しバタバタしていましたが、本日で
色々ひと段落。こういう時の開放感というものは
格別で、思わず暴食をしてしまいました(笑)。


暑くなったり寒くなったり忙しい気候ですが
皆さんはいかがお過ごしですか?



さて、最近ちょっと気になったことを
書いてしまおうと思います。


ええとですね、個人的に、どんな仕事であっても、
準備が大切と思っていますが、日本では、この、
準備の大切さ、が見落とされがちと感じることがあります。


勿論、個々人や職種、状況によって異なりますので
一般論で括ってしまえるようなことではないのですが、
……ええと、例えば「何か」行おうとする際、
それを行うにあたっての準備がどうだったかが、
その「何か」の出来を左右するはずですよね。
大抵、「準備の質」が「成果」に直結するわけです。



が、日本の組織(こと企業ではない団体)が何かを
行おうとする時、その「実行準備」には重きが置かれていない
ことが多い気がします。目標を立て計画を立て大筋を
設定するまでは良いのですが、それを実行に移すにあたっての、
現実的な執行予測+それに対する準備がうまくないような。


「これをこう実現・成功させるためには、何々をこのように
用意しておいたほうがいい」といった現実的な予測・準備を、
理論立ててしていないことが多い、と言いますでしょうか。



計画は立てるけれども、その実行に関しては、実際に
始めてみてから、様子を見ながらやっていく、という
「一生懸命ぶっつけ本番」が多いような。
故に「成果」は「計って得る」ものではなく、
「純粋な運任せによって得る」ものと言いますか。



それでも、国内ではほとんどの場合、物事がうまく
回ってきているのですから、それはそれでいいのかしら、
とも思うのですが、もしかすると、これが、
日本人の集団が公式に海外に出た時、もしくは
国際舞台で何かを行わなければならない時に、
中々成功に結びつかない理由かも、と思うことがあります。


準備の下手さ、と言いますか、理論的な予測の下手さ、と
言いますか。ですので、海外で成功するものといえば、
大抵、特殊に秀でた個人だったり、独自の明確な理念を持った
一部の民間企業だったりする気がします。



「なぜそうなのか」にまではまだ考えが及んでいないのですが
言語構造が関係するかしら、と漠然と感じた数週間でした。



と、訳の分からない事を書きなぐり、この話題は終了。
で、日本の「特殊に秀でた個人」の一人である
香川選手に無理やり話題を移行(笑)。



ええと、実は上記のようなことを考えていて、ふと、
きっと同選手は今、色々な「準備」を、きちんと
自身の意思で的確にコントロールしてできるように
なっているのだろうなあ、と思ったのですよね。


ひたすら練習のための練習を懸命にやっているのでなく、
「本番」のための準備を、明確な意思を持って、
的確に予測し、効果的に行えているのだろうな、と。


その充実した「準備」が、近頃の、本番でのコンスタントな
平常心と判断力、集中力を生み出しているのだろうな、と。



何度も繰り返してしまいますが、本当にこっそり
色々覚醒中よね、と思わずにはいられません。


今シーズンは、一歩一歩確実に階段を上っているのが
試合を見るたびに確認できる気がいたしまして、
華やかな活躍があってもなくても、
同選手のサッカーを見るのがとても楽しみです。


今の道の延長線上には、所々、必ず、天賦の才の閃きと躍動も
あるわけですもの。なんだか、とてもワクワクします。



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